切手の買取価格が下がっているのはなぜ?—市場動向から読み解く理由
2025.12.10
最近お客様から「昔に比べて切手の買取価格が安くなっている気がする」というご相談をいただくことが増えてきました。
実は、この数年で切手市場には大きな変化が起きています。
今回は、買取価格が下がりやすくなっている背景を、専門店の視点からわかりやすくご説明いたします。
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1. 郵便需要の減少で“使う人”が減っている
メールやSNSの普及により、手紙やハガキを送る機会は年々減っています。
切手は本来“使うための商品”でもあるため、使用する人が減ると市場全体のニーズが縮小し、実用目的での買い手が少なくなる=相場が下がりやすいのです。
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2. 市場に出回る切手が増えている(供給過多)
一方で、昔の切手収集ブームを経験した世代からの売却が増えており、現在は市場に大量の切手が流入しています。
需要より供給が多くなると、どうしても価格は下落していきます。
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3. 記念切手の発行枚数が多く、希少性が低い
近年の記念切手はデザイン性が高く人気ですが、その反面、発行枚数が非常に多く、希少性はあまり高くありません。
昔と違い、「持っているだけで価値が上がる」という状況になりにくいため、買い取り相場も高騰しにくいのが現状です。
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4. 買取店側の販売価格が額面より安くなる構造
買取店では、仕入れた切手を実用目的のお客様に販売することが多く、額面より少し安く販売するのが一般的です。
その販売価格より高く買い取る事はできないため、必然的に買取価格は抑えめになります。
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5. プレミア切手市場も縮小傾向
以前はプレミア価値がついていた切手でも、コレクター人口の減少により価格が落ち着いてきています。
古い時代の切手=高値、というわけではなくなっている点も、相場全体が下がる要因です。
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おわりに:適正価格で賢く売るには?
切手の買取価格が下がっている背景には、
**「需要の低下」「供給の増加」「希少性の低下」**といった業界全体の流れがあります。
とはいえ、
• 人気のシリーズ
• シートのまま残っている切手
• 明らかなプレミア切手
などは、今でも高価買取につながるケースが少なくありません。
お持ちの切手の価値が気になる方は、どうぞお気軽に当店へご相談ください。
一点からでも丁寧に査定いたします。