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コラム詳細

なぜブランド品の値上がりは止まらないのか

2025.11.12

――“高くなること”そのものがブランド戦略に

ここ数年、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなど、世界のラグジュアリーブランドの価格は右肩上がりを続けています。バッグや財布はもちろん、靴やアクセサリーまで「数年前より数十万円高い」と感じる人も多いでしょう。

では、なぜここまで値上がりが続いているのでしょうか。

■ 値上げの背景①:世界的なインフレと原材料費の上昇

まずはシンプルに「コストが上がっている」という理由。
革や金属などの原材料価格が高騰し、職人の人件費も上昇。物流コストもコロナ以降は依然として高止まりしています。
ブランドも企業である以上、これらを価格に転嫁せざるを得ません。

■ 値上げの背景②:“高くあること”がブランドの価値

しかし、本質的な理由はもう少し心理的です。
ブランドにとって「高い=希少で特別であること」。
値上げは、単にコストを反映するだけでなく、むしろブランドのステータスを保つための戦略です。
「誰でも買える」状態はブランドの神話を壊してしまう。だからこそ、あえて価格を上げて“選ばれる人”を絞っているのです。

■ 値上げの背景③:中国・中東など新興国の富裕層需要

もうひとつ無視できないのが、新興国の富裕層の台頭です。
中国や中東では、富の象徴としてブランド品を求める動きが続いており、グローバルでは依然として「買いたい人>売れる数」。
需要が強ければ、価格は下がる理由がありません。



元に戻る日は来るのか?

正直に言えば、「大きく値下がりする」ことはまず考えにくいです。
ブランドは一度上げた価格を下げると、“価値が下がった”と見られてしまうため、極めて慎重です。
リーマンショックやコロナのような世界的不況でも、ブランド各社は「値下げ」ではなく「生産数を絞る」「限定モデルを出す」など、イメージを守る方向を選んできました。

ただし、為替や景気の変動で“為替レート調整”の名目で一時的に価格が緩む可能性はあります。
しかし、それも「元の価格に戻る」というより「少し落ち着く」程度にとどまるでしょう。



■ 結論:ブランドは“モノ”ではなく“ストーリー”を売っている

ブランド品の価格が上がり続けるのは、単に経済の話ではなく、「ブランドとは何か」という哲学の問題でもあります。
人々が「憧れ」や「特別な体験」を求める限り、ブランドは値上げを通じてその物語を守り続ける――
そんな時代に、私たちは生きているのかもしれません。

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