コラム詳細

高級時計は、単なるファッションではなく“資産”としての魅力も持つ。
その中でもオメガは、安定したブランド力と確かな技術で、時代を超えて評価され続ける存在だ。

オメガの資産価値を支える最大の理由は、その信頼と実績にある。
スイスの老舗ブランドとして、オリンピックの公式計時やNASAの公式採用など、世界的な信頼を築いてきた背景は、
中古市場でも強力な後ろ盾となっている。とくに「スピードマスター」や「シーマスター」は、モデルチェンジのたびに注目を集め、
限定モデルや旧型モデルがプレミア価格で取引されることも珍しくない。

また、オメガは自社開発ムーブメントを搭載することで、技術的にも高いブランド価値を確立。
「コーアクシャル」や「マスタークロノメーター」などの認定を受けたモデルは、機能面での信頼が厚く、
将来的にも“長く価値を保つ時計”として投資家やコレクターに支持されている。

一方で、ロレックスのような急激な値上がりは少ないが、
オメガは安定感のある資産価値が特徴だ。
価格の上がり下がりが比較的穏やかで、「実際に使いながら価値を保てる時計」として選ばれるケースが多い。
つまり、オメガは“投機的な資産”ではなく、“信頼に基づく資産”なのだ。

特に、保存状態の良いヴィンテージモデルや、限定生産・記念モデルは中古市場で高い評価を受ける傾向がある。
近年では、箱や保証書などの付属品が揃っていると査定額が大きく変わるため、コレクションとして保管する価値も高い。

オメガの腕時計は、時を刻みながら資産を育てることができる希少な存在。
身につけるほどに愛着が深まり、時を経てもなお価値を保ち続ける。
それは、オメガが作り出す“信頼の時間”が、真の資産であることの証だ。