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プラチナで金属アレルギーは起こる?特徴や注意点・アレルギー対策を徹底解説

2025.05.21

プラチナは金属アレルギーを起こしにくい素材として知られていますが、実際には、かゆみやかぶれなどの症状を引き起こすケースもあります。「プラチナなら大丈夫」と思っていたのに、肌に異常が出て不安になった方もいるのではないでしょうか。

この記事では、プラチナで金属アレルギーが起こる理由や、素材ごとのリスク、購入前や使用時の注意点を解説します。結婚指輪など、日常的に使う場合の選び方も紹介しますので、金属アレルギーが心配な方は参考にしてください。

プラチナでも金属アレルギーは起こる?

「プラチナなら大丈夫」は本当?プラチナの性質

プラチナは化学的に安定しており、金と並んで金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。錆びにくく変色しにくいため、汗や温泉水、洗剤などにも強く、金属が溶け出しにくいのが特徴です。

実際に、プラチナ自体がアレルギーの原因となる例は少なく、ニッケルやコバルトなどの金属と比べてリスクは低いとされています。ただし、「プラチナ=絶対安全」ではない点に注意が必要です。

 

プラチナによる金属アレルギーの原因

プラチナジュエリーで金属アレルギーが起きる場合、その多くは、合金に含まれる金属成分が原因です。

純度100%のプラチナは柔らかいため、市販のジュエリーでは強度を高める目的でパラジウムなどの金属が加えられています。これらの合金成分が、アレルギーを引き起こす主な原因です。

そのため、「プラチナアレルギー」と思われる症状の多くは、プラチナ自体ではなく、混在するパラジウムやニッケル、銅などが原因と考えられます。
プラチナ製だからと安心せず、合金に含まれる金属の種類にも注意を払うことが重要です。

 

アレルギーが起きやすい人の特徴

金属アレルギーは、特定の体質や生活習慣によって起こりやすくなる
傾向があります。まず、汗をかきやすい人は注意が必要です。金属は汗でイオン化しやすく、皮膚との接触が増えることでアレルギー発症のリスクが高まります。

また、アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が弱い人も感作されやすいとされています。肌から金属イオンが侵入しやすいため、免疫反応が起こりやすくなることが原因です。

ピアスホールが複数ある人や、ニッケルを含むアクセサリーを頻繁に身につける人もリスクが高く、長時間の金属接触によってアレルギー反応が誘発されやすくなります。

さらに、妊娠・出産や体調の変化をきっかけに、突然発症するケースもあります。これまで症状がなかった人でも発症する可能性があることに注意しましょう。

金属アレルギーになりにくい・なりやすい素材
 

金属アレルギーになりにくい素材

プラチナ合金に使われるチタンやルテニウム、ジルコニウムなどは、金属アレルギーに配慮された素材として知られています。これらは化学的に安定しており、金属イオンが溶け出しにくいため、医療用やアレルギー対応アクセサリーにも活用されています。

中でも、ルテニウムはPt950に少量加えられる合金成分として注目されており、パラジウムよりもアレルギーを起こしにくいのが特徴です。チタンやジルコニウム、タンタルもプラチナと組み合わせることで、強度と安全性に優れた素材として用いられています。

 

金属アレルギーになりやすい素材

金属アレルギーを引き起こしやすい代表的な金属には、ニッケル、コバルト、クロム、パラジウムなどがあります。中でもニッケルはもっとも一般的なアレルゲンで、ピアスやメッキ製品など日常生活での接触が多く、感作されやすい金属です。

パラジウムもニッケルと性質が似ており、アレルギー体質の方には反応しやすい金属とされます。コバルトやクロムも発症リスクが高く、ステンレス鋼、革製品、顔料、歯科金属などに含まれている点で注意が必要です。

そのほか、銅やスズ、亜鉛なども、人によってはアレルギーの原因となり得ます。特にピンクゴールドやホワイトゴールドなどの合金には、これらの金属が含まれていることが多いため、注意が必要です。安全性が高いとされる銀(シルバー)でも、合金中のニッケルや銅が原因でかぶれることがあります。

金属アレルギーが気になる方は、こうした金属成分や素材の表示に注意しましょう。

プラチナジュエリー使用時のアレルギー対策
 

どんなに安全性の高い素材でも、使い方によってアレルギーが起こることがあります。

日常のケアや使用習慣を見直し、かゆみやかぶれを予防しましょう。

清潔と乾燥を保つケアを習慣化する

プラチナジュエリーを日常的に身につける際は、清潔と乾燥を保つことが基本の対策です。汗をかいたときは柔らかい布で拭き取り、皮膚とジュエリーを清潔に保ちましょう。汗や皮脂に含まれる成分は、金属を腐食させ、アレルゲンとなる金属イオンの溶出を招くおそれがあります。

入浴やプールの後も、水分や塩素をしっかり拭き取り、指輪と肌の間に残る石鹸や水分にも注意が必要です。ときどき指輪を外して肌を休ませることも、トラブル防止に効果的です。

結婚指輪など毎日使うものは、専門店での定期的なクリーニングやチェックも有効です。
微細な傷に汚れが溜まると金属が劣化し、アレルギーを誘発しやすくなります。

また、かゆみやヒリヒリ感が現れた場合は、無理に着け続けず外して肌を休めましょう。
「少しだから」と我慢せず、早めのケアと着脱の判断が症状の悪化を防ぎます。

 

コーティングや樹脂カバーを活用する

金属アレルギーが気になるときは、ジュエリーにコーティングや樹脂カバーを施して、肌との直接接触を防ぐ方法があります。市販のアクセサリー用コーティング剤を使えば自宅でも手軽に対策でき、特にリングの内側やピアスのポスト部分に塗ると効果的です。

ただし、こうした簡易コーティングは使用頻度によって剥がれやすいため、こまめな塗り直しが必要になります。より耐久性を求める場合は、専門店でのコーティングも検討してみてください。

また、ピアス用には金属ポストに被せるシリコンチューブや、樹脂でカバーされたイヤリングなども市販されています。

どの対策も金属と肌の接触を避けることが目的です。自分の症状や使用シーンに合わせて、取り入れやすい方法を選びましょう。

 

汗や長時間の使用に注意して着用する

プラチナジュエリーを長時間着用する場合や、大量に汗をかく状況では、肌への刺激を避ける工夫が重要です。運動や入浴、就寝時などにはアクセサリーを外して皮膚を休ませましょう。汗をかいた場合は、すぐに拭き取ることがトラブル防止につながります。

特に夏場や屋外活動時は、汗によるあせもや金属の腐食が起こりやすいため、頻繁に取り外したり、ハンカチでこまめに拭くと安心です。海水や温泉、プールの塩素なども金属に影響を与えるため、使用は控えるのが望ましいでしょう。

また、ベビーパウダーで肌の湿気を抑える方法も、汗をかきやすい季節に適した対策のひとつです。

金属アレルギーの疑いがあるときの対処法
 

ジュエリーによるかゆみや赤みを感じたら、金属アレルギーを疑い、早めに対応することが大切です。

まずは原因と思われるアクセサリーを外し、患部をやさしく洗って清潔に保ちましょう。軽い症状でも放置せず、皮膚科で検査を受けてください。診察では症状の経過や使用していた金属をもとに判断が行われ、必要に応じてパッチテストで反応のある金属が特定されます。

治療には外用薬や内服薬が処方され、通常は数日から1週間ほどで改善が見込まれます。症状が落ち着いても、自己判断でアクセサリーを再び身につけるのは避け、医師の診断を踏まえて今後の素材選びを見直すことが重要です。

金属アレルギーは、これまで症状がなかった人にも急に現れることがあります。少しでも違和感を覚えたら、迷わず適切に対処しましょう。

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